質問することは違った自分を既に自覚している [気付き]
質問される方がいらっしゃいます。
こうこうこういう理由で悩んでおり、こう思うんだけどどうして良いか分からない。といったようなことです。
ほとんどはこのような質問になりますが、質問をしている時点で「気付いている」から質問出来ているんです。
自分の悩みに気付いたから、具体的に質問しているわけで、気付いていること自体はOKですよね。
それに気付いてから、悩みに対する思考を在りのまま受け容れて「今に在る」ことまでには至っていないようです。
ネガティブな感情やそれとは認識できずモヤモヤするようなことが起これば、それは「今」にいないサインです。
*観念よる無意識な思考にとらわれているとも言えます。
意識的に「今」にいるようにすると、何かしら違った質の感覚があり、*観念に翻弄されることもなくなります。
質問することが出た時にはそれに気付いているのですから、既に質問する前の自分ではないのです。後は「今」を意識することです。
誰かに洗いざらい現状をぶちまけるのもスっとするかもしれません。それは悪いことではなく、*観念を超えたところからの偽りのないアプローチです。それを聞いてあげる側も在りのまま聞いてあげて「今」を意識するように促してあげると良いでしょう。
気付いた後が思考に巻き込まれていないか確認してみてください。出来れば誰かに促される前に、自分で「今」に意識を向ける習慣を作ってみてください。
社会に出て右も左も分からなかったが、次第に慣れて分かるようになってくるのと同じで、「今」に意識を向けることも同じです。
※文中に出てくる「*」は、言葉解説のページをご覧ください。
スポンサードリンク
コメント 0