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真似から入る人 [気付き]

とある人の話。
尊敬する人のようになりたくて、尊敬する人の真似、例えば仕草や態度や接し方や生き様といった感じで真似をしてみるとのこと。
その方も素晴らしいのですが、面白いことが聞けました。
確かに尊敬する方とどことなく方向性というか、感性のようなものが似ているなとは思っていましたが…。

その方曰く「短気なところまで似てしまって。ガハハ」と笑っていましたが、ご本人は割と切実な様子でした。
何かと言うと、しんどくなってきた時に「尊敬している人も怒るから自分も怒ってもいいだろう」となってしまうようです。
当然、これは*観念です。みなさまおっ察しの通りです。

この方は気付いているのに止められないでいることに、かなりの葛藤を覚えていて自分自身が不甲斐なく、過剰に自分の至らなさを責めているようなのですね。
他のことでは寛容であり、割と大らかで隙のない出来た人なのですが、「尊敬する人」という自己価値観がどうしてもネックになり、気付いてもすぐに金魚の糞よろしく「尊敬する人」という*観念に覆われてしまうのです。

これも以前に掲載した図と同じ構図です。
本質図13.jpg

分かっちゃいるけどやめられない。という*観念もありますね。
何度も言うようですが、一つ一つしらみつぶしに*観念に気付くより、*観念の外に出て眺めている(在る)ことが何よりも楽でシンプルです。
気付いている状態ですから、気付く必要もないのです。


※文中に出てくる「*」は、言葉解説のページをご覧ください。



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