微妙なうつろい。 [気付き]
日々、生活をしていると、色々なことが起きています。その中で私達が気付かない内に、微妙にネガティブに変化していることがあります。
例えば、私がみなさんに「ここは危険だから、行かないでください」と優しく諭したとします。私はみなさんに危険な目に遭わせたくない動機がありました。
しかし、みなさんは危険かどうか自分で確かめたわけではありませんので、好奇心によって危険なところへ行こうとします。
私は再三みなさんを引き留めます。
それでもみなさんは危険なところへ行こうとします。
とうとう私はみなさんに怒り、なんで私の言うことを聞かないのか。と何度も説得します。
さて、私の最初の動機はみなさんを危険な目に遭わせたくないため、優しく諭していました。
ですが、回を重ねることにより、最初の動機がいつの間にか「私の言うことを聞いてくれない」というものに入れ替わってしまっています。
最初の動機が正しいだけに、動機が入れ替わったことに気付いていません。
やがて私は、あいつらは無能なんだから私の言うことを理解できないんだ!と最初の動機が完全に消え失せています。もはや原型がありません。
こうなると怒りと恨みのよるエネルギーで、人間不信状態です。
これが微妙なうつろいによる、気付かない感情の変化です。
最初の純粋な動機でいるためには、常に中道でいることです。
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