今に在ると過去も癒される [気付き]
前回の分と併せてお読みください。http://honsitu.blog.so-net.ne.jp/2016-06-03
内観というものがあるらしいのですが、内観は生まれた時から今に至るまでのことを振り返り反省するということらしいのです。
人によっては思い出せるはずのない記憶も、内観によってお腹の中にいる時や、1歳の時の匂いや感覚が甦ったりするとのことです。
内観によって感謝する気持ちや自分の至らなかったことが分かったりすることは良いことですが、それも一時的なことで終わってしまいます。
ただ、「省みる」という点では良さそうな行為ですが、これは過去に焦点を合わせやすくなり、*観念のエサになってしまうのです。
過去を省みることは、いつまで経ってもそれを省みるというループが生まれるのです。それは過去のことを未来が解決してくれるという期待を同時に持つからに他なりません。
では、どうしたら良いのでしょうか。
それは「今に在る」ことです。今に在ることで内観も自然と成立していることに気付くでしょう。あえて内観に取り組む必要もなかったと知るのです。
過去を癒そうとするのではなく、「今」にいると自然と癒されるのです。
「今」は全てが集約された場所であり根源です。*本質そのものと言っても良いでしょう。
※文中に出てくる「*」は、言葉解説のページをご覧ください。
スポンサードリンク
コメント 0