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砂上の楼閣現る [気付き]

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前回の分と併せてお読みください。

ふと何かが起こると無意識にネガティブな感情に巻き込まれてしまいますが、それは*本質に抵抗しているとも言えるのです。
ネガティブな感情は抵抗から来るものであり、誰しも経験があると思いますが、大なり小なり様々な不快な感情があります。
我慢の限界で爆発したり、ちょっとした指摘でイラっとしたり、何か言われてカッとなったり落ち込んだり等、自分のモノサシの重要な部分に触れると極端なほど感情が揺れ動きます。
抵抗すればするほど状況は悪化し、*本質から離れてしまうのです。
ネガティブというのは*本質に抵抗した結果のシロモノです。

*観念はわざわざネガティブになり、悲劇のヒロインを楽しみ、その悲劇のヒロインになっている状況に酔いしれ、またその状況から脱却しようと思考でもって模索して辛くなることを繰り返します。
表面上ではわざわざネガティブになりたいと願う人はいませんが、*観念は無意識によってそれをしているのです。
*観念が現実をコントロールする術を持っているのであれば、不幸な人はもういません。しかし、気付かない*観念により無意識で過ごしている人は実に多いのです。*観念が自分の全てであり拠り所とした方が安心だと無意識レベルでそのように思っているのです。*観念というせっかく築いてきた城を明け渡すこと等もっての他だからです。
こうなると、変化すること(ポジティブになることさえ)に恐れを抱き、これもまた無意識レベルで気付かなくさせています。
城は砂上の楼閣でとても脆いものですが、*観念からすればそれは自分自身のように大事な存在なので手放せないのです。自分というモサシがいっぱい詰まった城ですから。

このような砂上の楼閣でいつ崩れ落ちるかも分からない状況で、平穏に過ごせるはずがありません。
これが苦しみの正体です。
ネガティブを媒介にして、かくて砂上の楼閣は右に傾いたり左に傾いたり忙しくしていましたとさ。

「今に在る」と大地に根付いた城、いえ、山のように不動です。雨風晒されようと抵抗することなく山は山で在り続けます。

※文中に出てくる「*」は、言葉解説のページをご覧ください。

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